植物性食材の新ブランド「ソイアソイヤ」 昭和産業が今秋発売
昭和産業(東京都千代田区)はこのほど、植物性食材の新ブランド「SOIA SOIYA(ソイアソイヤ)」を立ち上げた。ブランド名は「大豆」の英語「SOY(ソイ)」と、かねてからの願いを意味する「素意」に由来。今秋以降、ソフトやハードなど食感の異なるタイプやフレーバー付きなどの商品として発売する予定としている。 同社は1969年に大豆たんぱく食品「昭和フレッシュ」を発売して以来、開発を続けてきた。ソイアソイヤは独自技術で大豆たんぱくを帯状のシートに成型。さいの目やブロック、スティック、麺状など自在にカットして使うことができる。また、煮る、焼く、揚げる、炒める、ゆでる、蒸すなど、どんな調理法にも対応できる。主原料が大豆のため、食物繊維が豊富で、低糖質食材でもある、という。 食感も調理法によって変わり、カットして煮ると高野豆腐のようにだし汁をたっぷりと含む。スティック状にして揚げれば外はカリッとし、中はしっとりした食感となり、フライや菓子に利用できる。細長くカットすればパスタやラーメンのように麺として使える。 新ブランドを記念し、飲食店とコラボするプロジェクトを開始。第1弾として、7年連続でミシュランの星を獲得した実績のある日本料理店「鈴なり」(東京都新宿区)で、新商品を「豆の帯」としてコース料理内で提供する予定としている。店主の村田明彦氏は「ソイアソイヤ」の和食分野のアドバイザーとして協力しているという。