「健康保険証が切り替わる話を聞いて…」紙の健康保険証の新規発行終了でマイナ駆け込み申請増
紙の健康保険証の新規発行終了 役所はマイナンバーカードの申請者で混雑
テレビ愛知
紙の健康保険証の新規発行が12月2日で終了し、マイナ保険証への移行が進められます。名古屋市内の区役所はマイナンバーカードの申請に来た人などで混雑をみせていました。 北区役所職員: 「9021番でお待ちの方」 名古屋市北区役所に続々とやって来た人たち。その目的は… 名古屋市民: 「マイナンバーカードの申請」 「マイナンバーカードの交付で来た」 マイナンバーカードの申請で窓口は混雑しました。 窓口に来た人: 「健康保険証が切り替わるという話を聞いて、慌てて申請した。より利便性が上がるという期待が大きい」 名古屋市北区役所市民課 千石修也課長補佐: 「1日50件ほど(マイナンバーカードを)取りに来る。1番少ないときに比べると倍くらい。できる手続きは早めにやってもらえれば」 男性は妻がマイナンバーカードを受け取る付き添いでやって来ました。男性は既に健康保険証とマイナンバーカードの紐づけを行いましたが… 付き添いで来た男性: 「医療機関で(マイナ保険証を)出して(使えるか)テストしたことがない。(使えるのか)疑心暗鬼」 厚生労働省の推計では、2024年10月に医療機関を受診した人のうち、マイナ保険証を利用したのは全体の24.5%だったということです。
マイナ保険証とは
マイナンバーカードとは、12桁の個人番号=マイナンバーのほか、氏名や住所などが記載された顔写真付きのカードです。このマイナンバーカードに健康保険証の機能を持たせたのがマイナ保険証です。 健康保険証機能は、オンライン上の窓口であるマイナポータルや、医療機関や薬局のカードリーダーなどで利用登録します。従来の健康保険証は有効期限、もしくは最長で2025年12月1日まで使うことができます。有効期限の表記がない場合もまた、2025年12月1日までは使用可能です。 ただし、引っ越しや転職で加入する保険組合が変わった場合は、その時点で使えなくなるので注意が必要です。 従来の健康保険証が使えなくなるまでにマイナ保険証の利用登録をしていない人や、マイナンバーカードを持っていない人には、健康保険組合や自治体などから順次、「資格確認書」が届きます。申請や手続きなどは必要なく無償です。 「資格確認書」は従来の保険証と同様の使い方ができ、医療機関を受診できるほか、本人確認の書類としても使えます。有効期限は健康保険組合や自治体などが5年以内で自由に設定し、期限が来たら更新されます。 今後、保険資格の確認方法は3通りになるわけです。方法が増えることに対し医療機関の反応は…