巨人が優勝を決めた広島戦で今季15勝目をマークしている巨人・菅野智之(左)

　巨人・菅野智之投手（34）がメジャーリーグに挑戦すると米メディア「ESPN」が4日に報じた。 　同メディアのジェフ・パッサン記者は「菅野智之、日本人選手としてのキャリアを終えてMLBへ」と題した記事を投稿。「情報筋によると、今冬に海外FA権を行使してMLBに移籍する予定だという」との予測を明かした。 　記事内では日本人投手が数多く活躍している現在の米球界についても言及。「菅野ら若い世代の優秀な選手のほぼ全員がすでにMLB球団に入団しており、その中には大谷翔平、ダルビッシュ有、山本由伸、田中将大、千賀滉大、前田健太、菊池雄星、今永昇太などが含まれる」と紹介し「彼はセ・リーグで4度、防御率でトップに立っており、最初は2014年、その後は16年から18年まで3年連続でトップに立った。身長6フィート1インチ、体重210ポンドの菅野は今シーズンは健康を維持し、今季は投球回数を昨季の2倍以上に増やした」と菅野のポテンシャルを高く評価していた。 　菅野は2020年オフにポスティング制度を利用してメジャー移籍を試みるも、期限内に契約に至らずに巨人に残留。メジャー挑戦の夢はいったん「封印」する格好となっていた。その後は数年間の低迷期間を経て、今季は15勝3敗の防御率1・67と完全復活を果たしチームの4年ぶりとなるリーグ優勝に大きく貢献。最多勝、勝率のリーグ二冠は確実となっており、文句なしの結果を残した。 　米メディアの一報は日本にも届くや否や大きな話題を呼び、X（旧ツイッター）ではトレンド入り。CS、そして日本シリーズも控える中、ファンにとっては電撃報となった。