【横浜好き】ベイスターズ、大きな変化を感じる来季のコーチ陣容
下剋上による日本シリーズ制覇を果たしたチームがさらなる「進化」へ向け、来季への準備が始まっています。11月9日には来季のコーチ陣容が発表されましたが、日本一となったチームとしては異例とも思えるほど、変化が感じられるものとなりました。
まず、5年目の指揮を執る三浦大輔監督の参謀役として、新設されたベンチコーチに進藤達哉氏が就任。1998年の日本一メンバーである進藤氏ですが、2003年に現役引退後はベイスターズで4年間、守備走塁コーチなどを務め、2年間スカウトの後、2010年からはBCLの富山サンダーバースでコーチ、監督も歴任。
2014年からベイスターズに復帰して打撃コーチ、ヘッドコーチを務めた後、2017年からは編成に回り、今季まで編成、チーム統括部の重職を務めていました。2016年以来の現場復帰となる来季は、オフェンス、ディフェンスを問わず、作戦コーチに近い立ち位置と説明されています。
新任コーチでは、一軍の外野守備兼ベースコーチ兼野手コーチに河田雄祐氏が就任しています。河田氏は埼玉西武やリーグ3連覇時の広島、今季までは東京ヤクルトと、2002年の現役引退以来、常にどこかの球団でコーチを務めており、特に現在のチームで弱点と言える走塁面や守備面の指導に定評があります。
さらに来季の新たな試みとして一、二軍を区別しない6人の野手コーチを置くことになり、今季チーフ打撃コーチを務めた石井琢朗コーチをはじめ、田代富雄、鈴木尚典コーチなどがこの役職に就くことになります。
この野手コーチの1人として、14年ぶりのチーム復帰となるのが村田修一氏です。2002年に自由枠でベイスターズに入団した村田氏は、長らく4番を任せられるなどチームの主軸として活躍しましたが、2012年にフリーエージェント(FA)権を行使して巨人に移籍。
現役引退後も巨人で打撃コーチとなり、今季は千葉ロッテで一軍打撃コーチを務めていました。FA移籍時には軋轢もあり、横浜とは決別したと言われた時期もありましたが、指導者としての実績を買われての復帰となりました。