九州・沖縄の景気判断、9か月連続据え置き…12月も「一部に弱めの動きがみられるが緩やかに回復」
日本銀行福岡支店は24日、九州・沖縄の12月の金融経済概況を発表した。景気の基調判断は「一部に弱めの動きがみられるが、緩やかに回復している」とし、9か月連続で据え置いた。 【写真】日本銀行本店
項目別の判断では、生産を前月の「弱めの動き」から「横ばい圏内の動き」に上方修正した。自動車では、検査不正の影響が緩和したことによる挽回生産などで下げ止まりの兆しが見られた。個人消費は「堅調に推移している」で据え置いた。佐久田健司支店長は2025年の見通しについて、「現状と同程度に推移する」とした上で、「地場経済は半導体関連や訪日客需要で世界の潮流と合った動きをしており、これらが今後も経済を活気づける」と期待感を示した。