バレー女子日本 世界1位のイタリアに敗れるも大会初の銀メダル獲得 五輪本番へ向け大きな弾み【ネーションズリーグ】
<バレーボール・ネーションズリーグ(VNL)23日 決勝 日本 1-3 イタリア @タイ・バンコク> 【動画】引退表明の元日本代表セッター宮下遥 黒鷲旗優勝で有終の美「うれしい気持ちでいっぱい」 6大会連続の五輪出場権を獲得し、ネーションズリーグ初の決勝に進んだ世界ランク6位の日本は同1位のイタリアと対戦し、セットカウント1-3で敗れた。日本は優勝を逃したが、大会初の銀メダルを獲得した。 準決勝で東京五輪銀メダルで今大会無敗のブラジルをフルセットで破る大金星挙げた日本。昨年のネーションズリーグで今回の舞台と同じタイ・バンコクでイタリアに1-3で敗れており、雪辱を期す一戦となった。
第1セット、試合開始から3連続得点を奪われるなど、日本は序盤で2回のタイムアウトを取る展開。 それでも高さとパワーで圧倒するイタリアの流れを止めることができず、17-25でこのセットを落とす。 第2セットは、キャプテン古賀紗理那(NECレッドロケッツ)のスパイクなどで9-11と食らいつく。しかし、そこからイタリアに8連続ポイントを奪われ、点差をつけられると、反撃の糸口を掴めず連続でセットを落とす。 あとがなくなった日本。第3セット、荒木彩花(久光スプリングス)のブロックポイントを皮切りに、古賀のバックアタックも決まる。ここからバック攻撃を多用し始めた日本は、うまく噛み合い始まる。 井上愛里沙(ヴィクトリーナ姫路)のクロスやサイドラインギリギリのスパイクが決まり、とどめはサービスエース。終盤、イタリアが食い下がるも日本が退け、1セット奪い返す。 第4セット、ここも序盤からリードを許す展開。荒木のスパイクなどで一時は3点差まで追い上げるもそこから点差が詰まらない。最後もイタリアにブロックを決められ、セットカウント1-3で敗れて準優勝に終わった。 日本は1977年W杯以来となる主要国際大会での優勝とはならなかったが、ネーションズリーグ初の銀メダル獲得。来月に開催されるパリ五輪本番に向けて大きな弾みをつけた。 <ネーションズリーグ 決勝> 日本 1-3 イタリア 17-25/17-2/25-21/20-25