ホステスへのかみつき事件に中絶トラブル… 巨人・坂本勇人のスキャンダル遍歴を振り返る
「不祥事には必ずといっていいほど、酒や女性が絡む」
5月14日のDeNA戦で通算2352安打とし、川上哲治を抜いて日本歴代13位となった巨人の大黒柱・坂本勇人(35)。推定年俸は日本人選手最高峰の6億円である。しかし、その華々しいキャリアの裏で、約1億円もの申告漏れを税務当局から指摘されていたことが分かった。さらに、坂本はこれまでにも数々のスキャンダルを起こしていて……。【前後編の後編】 【写真12枚】「女性かみつき騒動」の現場 宮崎市内の歓楽街・西橘通り ***
前編では、坂本の総額1億円の申告漏れについて報じたが、 「今回の一件は、まさしく『さもありなん』と言うほかありません」 そう話すのは、巨人軍の事情を知るジャーナリストである。 「グラウンド外での坂本は、もっぱらトラブルメーカーの問題児として知られてきました。そして、それらの不祥事には必ずといっていいほど、酒や女性が絡んでいたのです」(同) 例えば2015年。戦後巨人史上最年少でキャプテンに就任した坂本は2月の宮崎キャンプのさなか、地元のクラブに勤める女性を宿舎に呼び出して行為に及んでいた。が、ぞんざいな扱いが女性の怒りを買い、一夜の様子が「FRIDAY」で暴露されてしまう。この時は、ベッドでいびきをかく坂本の写真もあわせて掲載されたのだった。
クラブのホステスにかみつき…
「17年夏には、遠征先の宇都宮でチームメイトらとクラブへ繰り出し、席に着いた女性に『ゴキブリ』『ブス』などと暴言を吐きながらも、その女の子を宿泊先へと誘って断られるという“顛末”が『FLASH』で報じられてしまいました」(同) 本誌(「週刊新潮」)も一昨年6月、坂本の極め付きの狼藉を報じている。それは18年2月、宮崎市のクラブで起きていた。カラオケ付き個室で接客した二人の女性に言い寄ったものの、誘いを断られて逆上。彼女らの肩や太ももにかみついた挙げ句、550万円の和解金を支払う羽目になったというもので、まかり間違えば暴行・傷害事件に発展してもおかしくなかったのだ。 いずれもスター選手にあるまじき行状と言わざるを得ないが、さらに性懲りもなく一昨年、 「20代女性との中絶トラブルが『文春オンライン』で報じられました。避妊をせずに複数回関係を持った女性が妊娠すると、自己保身に走った坂本は中絶を唆(そそのか)し、精神的に追い詰められた女性が自殺未遂を起こしたというものです。この時、坂本と女性とのLINEのやり取りも公開され、相手の女性を“モノ扱い”する彼の本性も垣間見えたのでした」(同)
「高額な年俸をもらって、なぜ練習しないのか」
また巨人OBで球界の重鎮・広岡達朗氏(92)は、遊興にふければ練習にも影響すると断じながら、 「(6億円という)高額な年俸をもらっておきながら、なぜ練習しないのか。そんな選手に分不相応な年俸を払うから、税金でもおかしなことになるんです。球団創設者の正力松太郎の遺訓『巨人軍は常に紳士たれ』とは、巨人の格好をまねすれば間違いないという意味。坂本のプレーを観に来てくれるファンの期待を踏みにじってどうするんですか。球団が高給を支払う価値はありませんよ」 前編では、総額1億円の申告漏れの裏側と、坂本の兄が語った弟への思いなどについて報じている。 「週刊新潮」2024年5月23日号 掲載
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