「どのショットも問題ない」 ジョーダン・スピースが左手首手術からの回復に強い自信
8月に左手首の手術を受けたジョーダン・スピース(米国)が、PGAツアーラジオに出演。順調な回復具合を報告した。 ゴルフ界の“アイドル”と“モデル”がドレス姿で大集合?【写真】 「とても良い感じだ。どのショットも特に問題はない」。こう強い自信を示したスピースは、「痛みもないし、今はしっかりと完治するよう努めているところ。年が明けるまではセラピーを続けて、3週連続で試合に出る準備をしっかりしている」とも話した。 2024年シーズンは未勝利のまま終えたが、シーズンを終えた8月末に、23年5月の「全米プロ選手権」直前から「16カ月間」悩まされてきた手首痛を改善するため手術を敢行。最短でタイガー・ウッズ(米国)が主催する12月の「ヒーロー・ワールドチャレンジ」での復帰を目指したが、それは叶わなかった。 それでも「手術はとてもうまくいった」と問題なしを強調。実際に術後3カ月近くはスイングもせず、ようやくクラブを握ったときのことも、「最初は笑ってしまった。3カ月もスイングしないと、フェースの真ん中で打つことがホントに難しくて、とんでもなく遠く感じた」と笑って振り返る。 「最初はトゥでダフったり、ヒールで薄く打ったり、そんなショットが何度も続いた」とさらに大笑いも。「でもようやく良くなってきた。今はほとんど普通に打てる」と回復への手応えも日に日に増している。 メジャー3勝を含むツアー通算13勝。22年の「RBCヘリテージ」以降は優勝できていない。今季シーズン終了時点のフェデックスカップランキングは67位。世界ランキングも64位まで後退している。 残念ながら実戦への復帰時期について明言はしなかったが、復活に向けて着々と準備を進めている様子がうかがえた。(文・武川玲子=米国在住)