シニア集いランチ交流 富山県の射水市食改大島支部「ふれあい食堂」
孤食解消・社会参加促す 富山県の射水市食生活改善推進協議会大島支部は6日、大島コミュニティセンターで、一人暮らしの高齢者や高齢夫婦を対象に「シニアふれあい食堂」を開いた。食の大切さを学ぶ機会を提供するとともに、孤食を解消したり社会参加を促したりするのが狙い。約30人が講義を受けた後、一緒に昼食を取って交流を深めた。 高齢者の筋力や気力などが低下した状態「フレイル」の予防につなげようと、2024年度から始めた事業。初開催となった10月は約20人の参加で、第2回となった6日は募集枠を超える希望が寄せられた。 プログラムの前半は講義形式で、フレイルについて説明したほか、体にいい食事を指導したり、誤嚥(ごえん)を防ぐための口腔体操に取り組んでもらったりした。後半はランチタイムで、支部のメンバーが市内産のトウミョウなど野菜をたっぷりと使ったサンドイッチやスープを提供。参加者は楽しく会話しながら、おいしい食事を味わった。
企画した亀谷順子副支部長は「フレイル予防にはバランスの取れた食事や適度な運動に加え、なじみのない人との交流も大切」と強調。富山悦子支部長は「反響が大きかったので、25年度も開きたい」と話した。