「お金はあります」反省の色なし Gメンvs万引き犯の攻防戦 万引き行為は「死活問題」買い物客にも影響
身なりも整っていて、生活に困っているようには見えませんが。いったいなぜ? 【万引きGメン 石原知典さん】「何でこんなのしちゃうんですか?」 【万引き犯】「過食の気があって…」 【万引きGメン 石原知典さん】「食べたら吐いちゃうんですか?摂食障害があるんですか?病院行ってるんですか?」 【万引き犯】「前回、見つけられた時に…行きました」 【万引きGメン 石原知典さん】「治ったかなと思ってさぼってるんですか?病院」 【万引き犯】「すみません…」 摂食障害のひとつで、食欲をコントロールできず、短時間で大量に食べてしまう病気、「過食症」に苦しんでいると話します。 4年ほど前、この店で捕まったことをきっかけに、治療を始めたものの、いまは病院には行っていないとのこと。 【万引きGメン 石原知典さん】「前来た時より、取ってるんちゃいます?」 【万引き犯】「はい」 【万引きGメン 石原知典さん】「多いんですよ、正直、そういう人。頑張って治してるし、繰り返すことはないです。捕まった時にしか後悔しないでしょ。帰って食うんでしょ」
過食症で、食べたものを結局は吐いてしまうからと、万引きしてしまいました。 【万引き犯】「食べても吐いてしまって…。そういうものを買っていたら生活が苦しくなります」 【店員】「なら盗んでもいいと?」 【万引き犯】「だめです!」 身元の引受人は、離れて暮らす、高齢の両親だけです。 【警察】「ご家族さんの連絡先、教えてもらえる?」「これは誰の電話?」 【万引き犯】「両親です」 【警察】「電話したら家いてるかな?」 【万引き犯】「はぁ」 【警察】「泣いてても仕方ない。とりあえず落ち着こう」 万引きはダメと、分かっていたからこそ溢れ出る後悔。 しかし、決して許されない犯罪。その代償はとても大きい。 (関西テレビ「newsランナー」2024年10月31日放送)
関西テレビ
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