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色仕掛けで金銭をだまし取る“ロマンス詐欺”の新たな手口が横行している。 外国人を名乗る女が、突然もちかけてきた偽の投資の対象は…。 【画像】被害者が買い取り業者に持ち込んだプーアル茶 （LINEで送られた動画） 外国人を名乗る女性: これからお茶を飲みまーす。ちょっとまってね。これは今回のプーアル茶ですよ。 なんと、健康茶として注目される中国原産のプーアル茶だった。

「2人の未来のために買って稼ごう」

2024年2月下旬頃、福岡市の51歳の男性にSNSで知り合った外国人を名乗る女から、こんなメッセージが送られてきた。 「プーアル茶が高騰するから、2人の未来のために買って稼ごう」 恋心をもてあそばれた男性が、プーアル茶の購入代金として指定された口座に振り込んだのは、3800万円あまり。 また群馬県でも、同様の手口で約1500万円がだまし取られるなど、被害は全国でも相次いでいる。 イット!は、詐欺グループから投資話を持ち掛けられたという40代の男性から話を聞いた。 投資話を持ち掛けられた男性: 「〇〇さんはすごいです」みたいな持ち上げが始まって…。 詐欺の手口はこうだ。LINEで外国人を名乗る女とやりとりを始めると、次第に甘い言葉を使って誘惑してきたという。 （実際のLINEのやりとり） 「今夜は早く寝ますね!良い夢を見てくださいね」 2人が親しくなるのを見計らって、プーアル茶の投資を勧めてくる。 （LINEで送られた動画） 外国人を名乗る女性: これからお茶を飲みます。ちょっと待ってね、これは今回のプーアル茶ですよ。 箱から見てもめっちゃ高級な感じですよね。いま開けますね。 めっちゃいい匂いしているね。 すると女は、“バイヤー”という男を紹介。 男は、オークションにかけると100万円で落札されるという嘘のもうけ話を語り、プーアル茶の代金30万円を要求したという。 投資話を持ち掛けられた男性: 知能犯だとすごい感じた。相当大きな組織のような気がする。たぶんこの人たちは日本にいない。 すぐに詐欺だと気づいた男性は、被害に遭うことはなかった。

買い取り業者に被害にあった男性たちが…

東京都内にあるプーアル茶の買い取り業者では、詐欺被害にあった男性たちからひと月に10件の問い合わせがあるという。 プーアル茶の買い取り業者: 怖いと思ったのが正直なところ。 これは、詐欺グループが犯行に使ったとみられるプーアル茶。詐欺の被害にあったという男性が80万円で買ったものだ。 プーアル茶の買い取り業者: お土産で買うようなプーアル茶の類いなので、高くても（1個）3000円～5000円。毒ではないかというお客様もいて、そうではない。飲める。ただ安い。 1000万円分の大量のプーアル茶を持ち込んだ被害者もいたという。 （「イット!」 10月2日放送より）