岸田首相 マイナンバーカードのトラブルについて「政府全体で総点検」「新型コロナ対応並みの臨戦態勢で取り組む」
岸田首相 マイナンバーカードのトラブルについて「政府全体で総点検」
通常国会の閉会を受け、岸田文雄首相は21日夕、首相官邸で記者会見を行った。その中で、マイナンバーカードを巡るトラブルが相次いでいることについて「こうした事態を重く受け止め、本日、政府内にマイナンバー情報総点検本部を設置し、政府全体で総点検と再発防止を強力に推進する」「新型コロナウイルスの対応並みの臨戦態勢で取り組む」と述べた。 【動画】国会閉会を受け岸田首相が会見(2023年6月21日)
会見で岸田首相は、政権の優先課題として令和版デジタル行財政改革に挑戦をしていくと述べ「こうした取り組みを進めるうえで大きな役割を担うのはデジタル社会のパスポートであるマイナンバーカードです」と説明した。 マイナンバーカードを巡っては、各地でトラブルが相次いでおり、岸田首相は「事態を重く受け止め、本日、政府内にマイナンバー情報総点検本部を設置した」とし「マイナンバー制度を所管するデジタル庁、対象となる情報を多く所管する厚生労働省、自治体との連絡調整を担う総務省が連携して、政府全体で総点検と再発防止を強力に推進することといたしました」と述べた。 また「私から国民の不安を払しょくするためコロナ対応並みの臨戦態勢で政府横断的に取り組むことを指示しました」とも話していた。