家に常備しておくと超便利「冷凍ブロッコリー」美味レシピ2選 水っぽさをなくすコツは「凍ったまま、一気に加熱」
おすすめの調理法は凍ったまま、一気に加熱すること。今回は蓋ができる鍋で油を使って加熱しましょう。余計な水分が飛び、味が濃縮します。 蓋ができるフライパンか鍋に、キャノーラ油と皮を剥いて潰したにんにくを入れ、中火にかけます。泡が出てきたら弱火に落とし、うっすらと色づくまで加熱を続けましょう。オリーブオイルを使ってもいいのですが、今回はコストを考慮し、キャノーラ油を使用しています。 ここで植物性の油について復習しておきましょう。植物油は一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸、オメガ6系の多価不飽和脂肪酸であるリノール酸、オメガ3系の多価不飽和脂肪酸であるα-リノレン酸で構成され、主にそのバランスで性質が決まります。オリーブオイルが加熱に適している、とされるのは酸化に強いオレイン酸が76%を占めているからです。
一方、オリーブオイルにはコストが高いという側面もあります。そこで代用として挙げられるのがキャノーラ油です。 キャノーラ油は一般的なサラダ油の主原料の一つですが、オレイン酸の割合が65%と比較的高く、加熱に強いからです。ただし、キャノーラ油にはオリーブオイルの香りはありません。ここでは仕上げにエクストラバージンオリーブオイルを振りかけることでそれを補っています。 にんにくが色づいてきたら赤唐辛子、凍ったままの冷凍ブロッコリーを一気に投入します。
蓋をして4分加熱します。 4分経ったら蓋を開け、火加減を中火に戻して、ブロッコリーを裏返しながら1~2分ほど加熱します。にんにくは焦げやすいのでブロッコリーのうえに避難させましょう。好みですがほんのりと焦げ目をつけてもおいしいです。火が通ったら塩ひとつまみで味付けします。 お皿に盛り付けて、エクストラバージンオリーブオイルをふりかけます。 軽く冷やした白ワインがあう前菜です。仕上げに粉チーズを振ってもいいでしょう。