「アートパラ深川大賞」に入賞 亀山の神野さんが櫻井市長に報告
【亀山】東京の深川地区とその住民らが主催する「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭2024」の全国公募展「アートパラ深川大賞2024」に入賞し、「トーヨーカネツ賞」(10月19日付)を受賞した神野魁さん(22)=亀山市川合町=は5日、亀山市役所に櫻井義之市長を表敬訪問し、受賞の喜びを報告した。 同芸術祭は、障害のあるアーティストから公募した絵画などの作品を、江東区深川地区の門前仲町や清澄白河、豊洲などの街をまるごと美術館として展示。アート鑑賞と街歩きをすることで、地域の活性化につなげるのが目的。地域住民と企業、行政が協力。 今年は、全国から公募で集まった950点の作品の中から45点が入賞。45点が各スポンサー企業賞を受賞した。 ダウン症の障害のある神野さんは、4歳のころから、亀山市天神4丁目の子ども絵画教室「アトリエ・エピ」(森敏子主宰)に通い始め、現在も好きな絵を描いている。受賞作品は、アクリル画で描いた、春をイメージしたタイトル「Spring」。 この日は、母親の寿枝さんと同芸術祭への公募を勧めた森さんが同行。神野さんは「受賞の連絡を聞き、うれしかった。これからも、絵を描いていきたい」、森さんは「彼の描く絵は、感性が豊かで、表現能力も高い。もくもくと描いている」と話した。 櫻井市長は「大きな公募展で見事受賞、おめでとう」と祝福し、「全国、世界での活躍に期待している。ますますこれからが楽しみ」とたたえた。