”混セ”を制するのは…?”セ・リーグ優勝争いのキーマン(5)ジャイアンツの「若きスター」に
レギュラーシーズンも最終盤を迎えている2024年のプロ野球。セントラル・リーグでは、いまだ熾烈な優勝争いが繰り広げている。そこで今回は、王座を視界にとらえている広島東洋カープ、読売ジャイアンツ、阪神タイガースの3球団から、リーグ優勝のキーマンとなりそうな選手を紹介したい。(※今季成績は9月13日時点)
井上温大(読売ジャイアンツ)
・投打:左投左打 ・身長/体重:175cm/78kg ・生年月日:2001年5月13日 ・経歴:前橋商 ・ドラフト:2019年ドラフト4位 今季はシーズン途中から先発ローテーションに定着し、自己最多の7勝を挙げている井上温大。菅野智之、戸郷翔征、山﨑伊織の強力3本柱に次ぐ存在になることができれば、残りシーズンを優位に進めることができるだろう。 前橋商から2019年ドラフト4位で読売ジャイアンツに入団。一時は左肘の手術の影響で育成契約を経験したが、翌年に支配下へ復帰。高卒3年目の2022年にプロ初勝利を挙げた。 昨季は一軍で4試合に登板するも、0勝1敗、防御率10.95と振るわず。それでも、二軍では11試合の登板で7勝0敗、防御率0.75の好成績を残し、最多奪三振(84個)のタイトルを獲得した。 ブレイクが期待された今季は、中継ぎ要員として開幕一軍を迎えたが、6月からは先発に抜擢された。 その後は期待に応える活躍を見せており、ここまで22試合登板(12先発)で7勝4敗2ホールド、防御率2.93の好成績を収めている。 また、8月31日の阪神タイガース戦では、空いた日程の調整などもあってリリーフ登板し、1回を無失点。激戦が続く9月もフル回転でマウンドに上がり、投手陣にさらなる厚みをもたらしたい。
ベースボールチャンネル編集部