傑出した大谷の「54―59」 トリプルスリーは今季2人
54本塁打、59盗塁など今季の大谷の成績は、他の追随を許さない傑出したものだ。 今季、大谷に次いで本塁打と盗塁を両立した選手は39本塁打、41盗塁のラミレス(ガーディアンズ)。レギュラーシーズン最終戦が中止となった不運もあり「40―40」に1本届かなかった。 打率3割、30本塁打、30盗塁の「トリプルスリー」を達成したのは、大谷以外ではロイヤルズのウィットただ一人だった。3割3分2厘でア・リーグの首位打者に輝き、32本塁打、31盗塁を記録。今季メジャー全体でも打率3割以上はわずか7人だった。長打に主眼を置く近年の大リーグにおいて、高い打率を残すことの困難さを物語る。 411塁打でメジャーで23年ぶりに400を突破した大谷に対し、ジャッジ(ヤンキース)は392だった。要因は三塁打の差で大谷は7本、ジャッジは1本。前人未到の記録は、長打力とスピードの融合によって生み出された。(共同)