維新の新代表に吉村洋文氏 党勢立て直しへ、問われる手腕
馬場伸幸代表(59)の後任を選ぶ日本維新の会の代表選が1日、投開票され、吉村洋文大阪府知事(49)が新代表に選出された。党を創設した橋下徹氏から、松井一郎氏、馬場氏と続いてきた「大阪組」がトップを務める流れを継承した。 【写真特集】日本維新の会代表選の様子 高い知名度と発信力で期待を集めた吉村氏だが、国政経験は衆院議員を9カ月半務めたのみ。来夏の参院選に向けて党勢の立て直しが急がれる中、その手腕が問われる。また、知事職に加え、地域政党・大阪維新の会の代表も兼務する形となり、公務と政務の両立も課題となりそうだ。 他に立候補したのは、金村龍那衆院議員(45)=比例南関東ブロック▽空本誠喜衆院議員(60)=広島4区▽松沢成文参院議員(66)=神奈川選挙区――の3氏。 有権者は、首長や議員ら特別党員と党費を2年以上納めた一般党員の計2万5871人(11月17日現在)。平等に「1人1票」を持つが、その約67%が大阪、兵庫、京都の3府県に集中している。【東久保逸夫、鈴木拓也】