<Jリーグ>混戦のJ1優勝戦線 今後の行方
今シーズンもいよいよ佳境となったJ1が11月10日に再開。第31節9試合が行われます。前節までで首位を走るのが17勝8分5敗で勝ち点59の横浜F・マリノス。これを勝ち点57の浦和レッズ、昨年の覇者のサンフレッチェ広島が勝ち点56で追う展開となっています。 [表]負債6億円超 横浜F・マリノスがJリーグから消える?
■1リーグ制で終盤の逆転は3回 2010年代では、第30節以降で首位が入れ替わったことはありませんが、1リーグ制となった2005年以降では、3回、首位の入れ替わりがありました。 最終節まで6チームに優勝の可能性を残していた2005年は、第33節でセレッソ大阪が首位に躍り出ましたが、ガンバ大阪が逆転で優勝を飾りました。同じく2007年も最終節で首位が交代し、鹿島アントラーズが浦和レッズを抜き去りリーグ制覇。ここから鹿島アントラーズが3連覇を果たしました。2009年は第31節に鹿島アントラーズが川崎フロンターレを交わしています。 ■優勝チームが首位についた節 ・2012年 第25節 サンフレッチュ広島(ベガルタ仙台が陥落) ・2011年 第29節 柏レイソル(ガンバ大阪が陥落) ・2010年 第18節 名古屋グランパス(清水エスパルスが陥落) ・2009年 第31節 鹿島アントラーズ(川崎フロンターレが陥落) ・2008年 第26節 鹿島アントラーズ(名古屋グランパスが陥落) ・2007年 第34節 鹿島アントラーズ(浦和レッズが陥落) ・2006年 第25節 浦和レッズ(ガンバ大阪が陥落) ・2005年 第34節 ガンバ大阪(セレッソ大阪が陥落) (カッコ)内は前節の1位チーム 今シーズンは2005年を彷彿とさせる混戦模様。現時点では、7位の川崎フロンターレ(勝ち点48)まで優勝の可能性を残しています。現在、1位の横浜F・マリノスが有利に変わりはありませんが、2位との勝ち点の差はわずかに「2」、3位とも「3」と、1節で逆転の可能性があります。実質、4位の鹿島アントラーズ(勝ち点53)の4チームが最後まで、Jリーグを盛り上げそうです。