宮城県は２０日朝、寒気と放射冷却の影響で広く氷点下となり今シーズン一番の冷え込みとなりました。仙台では初霜と初氷が観測されたほか、気仙沼では海面から霧が立ち上がる気嵐が発生しました。

　上空に流れ込んだ寒気と晴れて地表の熱が奪われる放射冷却の影響で、宮城県は２０日朝も各地で気温が下がりました。 　中島秀太記者「午前９時の仙台市です。空気が冷たく感じます。手袋やマフラーで対策している人も多いようです」 　２０日朝の各地の最低気温は駒ノ湯でマイナス３．９℃、米山でマイナス３．６℃、仙台で１．２℃など１９観測地点全てで今シーズン最も低くなりました。 　仙台管区気象台は、２０日位の午前５時ごろに仙台で初霜を、午前６時すぎには仙台で初氷を観測したと発表しました。初霜は平年より６日遅く、初氷は平年より３日早い観測です。 　最低気温マイナス１．２℃となった２０日朝の気仙沼市では、空気と海水の温度差が大きいときに発生する気嵐が見られ幻想的な光景が広がりました。 　気仙沼気嵐プロジェクトかとうまさゆきさん「前日晴れましたので放射冷却でかなり冷えたんですね。今季一番の気嵐です」 　２１日は冷え込みは緩むものの、週末には冬型の気圧配置となり内陸や山沿いで厳しい冷え込みとなる予想で体調管理に注意が必要です。