ラランドサーヤにAマッソ加納…人気芸人たちによる番組がYouTubeで復活 TVにはない魅力とは
2021年3月から約2年半にわたり放送された、『スーパーバラバラ大作戦』(テレビ朝日)という放送枠内の番組『トゲトゲTV』を知っているだろうか。女芸人3人がMCを務め、トークやチャレンジ企画などに挑戦するバラエティ番組だ。 【写真】番組が終わった原因について語る3人「絶対誰かなんかやってる」 3人のMCというのは、ラランドというコンビで芸人をするかたわら、個人事務所『レモンジャム』の社長を務め、『礼賛』というバンドのボーカルとしても活動しているサーヤ。3時のヒロインというお笑いトリオのツッコミ担当で、ドラマの主演や脚本など活躍の場を広げながら、情報番組からバラエティのMCまでさまざまな番組に出演し続ける福田麻貴。Aマッソというお笑いコンビで3年連続『女芸人No.1決定戦 THE W』のファイナリストという結果を出しながら、個人では文筆家としてエッセイ本や小説、脚本を担当するなど執筆業でも実力を発揮している加納愛子の3人である。 芸人としてお笑い界で確固たる実績を出しながら、それぞれ別の分野でも活躍する3人。いま、1番コンテンツで目にする機会が多い女芸人の3人といっても過言ではない。そんな3人が率いていた『トゲトゲTV』の最終回では、本人たちがほとんど登場しないという尖りまくったかたちで幕を閉じ、最後の最後まで爪痕を残した。惜しまれながらも最終回を迎えた本番組だが、YouTubeチャンネル「動画、はじめてみました【テレビ朝日公式】」では“なぜ終わってしまったのか”を3人で議論するシーンも公開されている。 サーヤは幕閉じの背景について「絶対誰かなんかやってる」とコメント。さまざまな憶測を語り合った結果、番組ディレクターが画面の前に姿を現した。理由については「プロデューサーの子どもの悪口をネットに書いてました」と弁明。これには3人とも大爆笑し、正真正銘番組は幕引きとなった。だが最後に福田は「なんかまだやれそうな気がする」と言い残し、これからを予感させる発言を残したのだ。 そして現在、2024年6月23日にYouTubeチャンネル「100億年LOVE」が始動。バックには『トゲトゲTV』を立ち上げた芦田太郎プロデューサーがついている。『トゲトゲTV』が始まったころはネクストブレイク枠であった彼女たちだが、いまとなってはお笑い好きでなくても多くの人に認知されている芸人となっている。そんな豪華すぎる布陣でありながら、初回の動画は食事をしながらチャンネル名を決めるというゆるっとした内容に。 「今日の収録を16等分にする?」「新しい“朝日”を見ましょう」など前番組をイジるそぶりも見せ終始ふざけ倒していたようだが、またこの顔ぶれが見れることに対して、視聴者は「このチャンネル爆伸びさせたい」「嬉しすぎる」と待ってましたの歓迎ムードだ。 売れに売れている彼女たち。スケジュールも多忙なはずだが、こうして時間を作って好きなことをやる姿は視聴者としても見ていて気持ちがいいし、仕事ではなく純粋に友達に見せる顔も垣間見ることができて、いままで見ることのなかった一面が見れるところもファンとしては嬉しいところだろう。 そしてテレビではできない感想の共有ができるところも、YouTubeのよさだ。2回目の投稿ではとあるシーンで福田のツッコミに多くの声が寄せられているのだが、こんな一幕をそのまま公開し共感できるのも、自由度の高いYouTubeだからこそだろう。もし気になったら、どのシーンかぜひ探してみてほしい。 地上波からYouTubeへと場所を移し、また同じ面々でコンテンツを作ってくれた3人。更新頻度はそこまで高くはないかもしれないが、これからどんな好き勝手をしてくれるのか。ワクワクが止まらない。
はるまきもえ