海洋ごみをなくすために、藤前干潟でごみ拾い活動 「藤前干潟を守る会」担当者に聞いた清掃活動の心構え
会社仲間と参加した男性: 「名古屋市内から同じ会社の仲間と参加しました。会社として参加するのは今年で2回目。朝早くから体も動かせるし、仲間となら楽しくできるかな、と思って。ペットボトルのごみがすごく多かったですね。びっくりしたのは、注射針や薬を入れるような瓶も落ちていたこと。『どこから流れてくるんだろうな』って考えたときに、川の上流から流れてくるんだと思うと、考えさせられますね」
マイボトルから始める海ごみ削減
岸さんは清掃活動以外にも、1つでも多くのごみを減らすためには、自分たちの普段の生活から見直すべきだと話します。 「ごみ拾いって本質的な部分じゃないんです。本質はごみの発生した場所を抑制すること。ごみの発生源を減らさないと、環境の中に出るごみも変わりません。身近にできることの1つとしていわれているのがマイボトルですが、それも毎回は難しい。それなら3回に1回とか、少しずつ抑えられたらいいんじゃないかなと思います。 ほかにも、元の製品に新たな付加価値を付けて再利用する『アップサイクル製品』を取り入れるとか、使い捨ての商品ではなく、長く使える物をなるべく買うように意識するとか。できるところから始めたら良いのかなと思います」
――難しく考えず、気軽に参加することが大事なんですね! 「『ちょっとエクササイズに行ってみようかな?』という気持ちで参加してもらえれば! そうした意識を持つだけでも、世の中は変わっていきます。それこそ親しい友人を誘って参加してもらい、一緒に汗を流すと楽しいです。終わったあと、きれいになっている場所を見ると、すごくスッキリした気持ちになりますよ」 興味があれば誰でも参加できるごみ拾い。1人でふらっと、あるいは友人や仲間を募って、一度清掃活動に参加してみてはいかがでしょうか?
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