海洋ごみをなくすために、藤前干潟でごみ拾い活動 「藤前干潟を守る会」担当者に聞いた清掃活動の心構え
――ごみを拾ううえで注意することは? 「無理はしないことですね。危険なものが落ちていることがあるので、そうした場合は重機を持っている業者が拾ってくれます。また最近は秋でも暑いので、作業に夢中になりすぎると、いつの間にか熱中症になってしまいます。こまめに水分を取りながら作業してもらいたいです」
「私もごみ拾いをしたい!」参加方法や持ち物をチェック
●清掃活動への参加方法(藤前干潟クリーン大作戦の場合) ・事前申込は不要 ・藤前干潟クリーン大作戦のホームページで場所を確認。参加受付シートを印刷、事前に記入して会場へ持参 ●服装と持ち物 ・帽子、汚れても良い服、運動靴(または長靴)、タオル、軍手、飲み物 ※ごみ袋は主催者が準備 ●当日のスケジュール(藤前干潟クリーン大作戦の場合) 午前9時30分:受付開始、事前に受付シートを提出 午前10時00分:各班に分かれて護岸の下で清掃活動を開始(水には入らない) 午前11時30分:ごみを護岸の上に集めて清掃活動を終了 ※ごみは清掃業者が回収して処理
現実を目の当たりにできる体験型社会見学
子どもから高齢者まで幅広い年代が参加していた清掃活動。皆さんはどのような思いで「藤前干潟クリーン大作戦」に参加したのか、活動終了後に話を聞きました。 愛知県の三河地方から参加した男女: 「野鳥観察で藤前干潟にはお世話になっていて、いつも楽しく利用させてもらっているので、感謝の意味を込めて参加しました。ペットボトルとかプラスチック容器とか、ごみが多くて。足元を見たら釣り針や釣り糸も見つけたので、鳥に影響がありそうだなと思って回収しました」
名古屋市内から親子参加した女性: 「会社からの呼びかけがあって参加しました。子どもが小学校4年生で、社会の授業で藤前干潟について勉強していたんです。その中で『名古屋のごみの分別が厳しくなったきっかけだよね』と話していて、良い機会かなと思って。初めて参加しましたが、思っていた以上にごみが多いですね。誰かが掃除しないといけないんだな、と感じました」