咲き競うアジサイ2万5千株 大阪府民の森・ぬかた園地
薄紫や青、ピンクなど色とりどりに咲き誇る
東大阪のぬかた園地では、30種2万5千種類のアジサイを楽しめる THE PAGE大阪
28日の近畿地方は、各地で雨が降るなどしており、大阪管区気象台によると、大阪市内では同日正午までに最高気温が22度と低めだが、湿度が80~90%台となっており、じめじめした朝を迎えた。そんな中、大阪府東大阪市の「府民の森ぬかた園地」のアジサイが見頃を迎え、訪れた人たちの目を楽しませている。薄紫や青、ピンクなど、目の前に広がるパステルカラーのモザイク模様。繊細な美しさに足を止め、うっとり見入る女性たちの姿が相次いだ。
視界を包み込む『アジサイの森』
ぬかた園地にあるアジサイ園は関西最大級。生駒山中の斜面を切り開いて全長1500メートルの遊歩道「あじさいプロムナード」が設置されている。つづら折りの遊歩道をゆったり歩くと、アジサイが視界を包み込むように次々と出現。とはいえ、華美に走ることのない。静かなる圧巻は、『アジサイの森』と呼びたいくらいだ。 鑑賞できるアジサイは30品種、約2万5千株。ガクアジサイ、ヤマアジサイ、西洋アジサイなどの系統が揃い、園芸種や変異種を含めて連続して登場する。そのため、アジサイばかりとはいえ、花の色やかたちの微妙な変化に心を奪われ、見飽きない。
パステルカラーのモザイク模様にうっとり
薄紫や青、ピンクなど、パステルカラーのモザイク模様に、女性たちはうっとり。「いろんな色のアジサイが楽しめ、どれも美しい」「ふるさとの実家の庭で咲いていたアジサイを思い出しました」「ふっくら大きい花がかたまりのように咲いている。どんなふうに栽培しているのか、不思議ですね」などと、思い思いの感想を聞かせてくれた。
見頃は来月上旬まで。アジサイ園に至る山道の一部が降雨などでぬかるんでいる可能性もあるため、できればしっかり足元を固めて出かけたい。詳しくは大阪府みどり公社の公式サイトで。 (文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)