党首討論

　9日、石破茂総理が就任以来、初となる党首討論に臨んだ。通例の45分から1時間20分に拡大して行われたが、立憲民主党・野田佳彦代表とは、冒頭の40分で討論した。自民党として12人の非公認を決めた「裏金問題」について多くの時間が割かれると、石破総理は自民党総裁として、仮に今後行われる予定の衆議院選挙で、非公認となった議員が当選した場合には追加で「公認する」と明言した。 【映像】石破総理 対 野田代表 　野田代表　裏金の問題は、予算委員会的に討論しなければいけない。いわゆる裏金議員、 政治資金規正法上の不記載の議員を公認するかしないか。総理が表明をされた方針というのは、既に重たい処罰を受けている人あるいは政治倫理審査会で出てきていない人、説明していない人、地元の理解を得ていない人、このような3つの基準の中で公認するかしないかを判断をするということだった。既に処罰を受けた人、あるいは政倫審に出てこない役職停止手当のような人、該当する人者は6人、地元での理解が進んでない等々で新たに6人加わって、結局12人が非公認。「相当程度非公認」と総理は言っていたが「相当程度非公認」なのか。公認される人は30人を超える。正確な日本語で言うと「相当程度が公認」じゃないのか。もっと正確に言うと「大半が公認」ではないか。私は言葉の使い方が間違っていると思う。公認というのはお墨付きを与えるわけで、公認料を払う。政党交付金の脱税まがいのことをやった人たちに、血税が支払われるかもしれない。私は国民感情から到底理解することはできないと思う。 　石破総理　「裏金」というのは、私は決めつけだと思う。それは不記載ということであって、つまり誰からいくらいただき、それをどのように使ったか、それの出入りがきちんと示されるということが重要。その記載をしなかったということ、。政治資金規正法が「正しい」という字を書くように、誰からどれだけいただいたかということをきちんと書くということは極めて重要なことなのであって、それを書かなかったということ、不記載は本当にお詫びをしていかなければならない。公認したではないかという話は、最終的に主権者たる国民の皆様方がご判断になる。野田代表の言葉を使えば「お墨付き」ということになるのかもしれないが、本当に厳正な議論を経た。公認しないことがどれほど厳しいものであるか、よくよく判断をした上のことだ。 　野田代表　非公認で立候補された場合、当選したら追加公認はするのか。 　石破総理　仮定の話ではあるが、主権者たる国民の皆様方がこれは憲法によって、全ての国民の代表者としてふさわしいとご判断をされた場合には、それは公認するということになる。 （ABEMA NEWS）