笠松の若きエース渡辺竜也がJRA初勝利「池添さんにおごっていただいたおかげです」【京都10R】
16日の京都10R・近江特別(3歳上2勝クラス、ダート1900メートル)をメイショウタピット(牡3・南田)で制した渡辺竜也(24=笠松)が、うれしいJRA初勝利を飾った。 スタートは上々だったものの、無理なく中団の後ろを追走。勝負どころで手応え十分に外めから進出すると、直線でもその勢いのまま抜け出して差し切った。JRAでは通算8戦目での勝利。 殊勲の鞍上は開口一番「うれしいです」。続けて、「厩務員さんに〝出たなりで〟と言われたので、その通りに乗りました。馬の手応えもすごく良くて、もしかしたら…と思っていました。すべて池添さんに朝ごはんをおごっていただいたおかげだと思っています」とユーモアを交えつつ、会心の騎乗を振り返った。 今年の笠松では16日現在206勝を挙げ、2位に123勝をつける断トツのリーディング。勝率は驚異の38・9%を誇る。今後の抱負を問われると「この経験はすごく笠松でも生きてくると思うので、いろいろなところへ行って、皆さんのように活躍できればと思います」と意気込んだ若武者。「普段は小さい競馬場で乗っていますが、今日来ていただいた皆さまも笠松競馬場に足を運んでもらえると、今日、活躍できて良かったなと思えるので、ぜひ笠松競馬場にも遊びにきてください」と自身が拠点に置く笠松競馬のアピールも欠かさなかった。今後のさらなる飛躍に期待がかかる。
東スポ競馬編集部