井上尚弥、噂されるネリとの東京ドーム決戦に意欲! メキシコの悪童に「実力はある。侮れない相手」と牽制
驕らず、しっかりと次戦を見据えた。 ボクシングの現世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)が1月29日に、都内でWOWOW「エキサイトマッチSP」の収録に参加。昨年12月26日に東京・有明アリーナで行ったマーロン・タパレス(フィリピン)との4団体統一戦を振り返った。 【動画】井上尚弥戦に向けて不安の声も ネリが公開したミット打ちをチェック 史上2人目の2階級での4団体統一を果たしたタパレス戦について「理想とするパズルははめられなかった。最後は力でねじ伏せた感じでした」と淡々と振り返った井上。収録後に実施された囲み取材でも「やってきたことが形になったのは非常に嬉しく思う」と漏らした30歳は、あらためて試合を見た感想を「いつも通りですかね。イメージ通り普通に戦えたと思います。そんなにずっと見返すものでもないと思っています」と笑みを浮かべながら話した。 タパレス戦後のリング上では「今の適正階級はスーパーバンタム級だと思っているので、来年、再来年とまたこの階級でもっと強い姿を見せられるように精進していきたい」と語った。注目される次戦は、米スポーツ専門局『ESPN』の報じるところによれば、5月6日に東京ドームでルイス・ネリ(メキシコ)との対戦が決定したとされている。 ゆえに世間でも「メキシコの悪童」との対戦に期待感が強まっているが、当人は「報道で出ている日にちと東京ドームの(スケジュールの)空きを見ると何となくここかなっていうのは見えてくる。そうすると皆さん来やすいんじゃないかなと思う」と冗談を挟みながら回答。噂されるネリは「もちろん実力はあると思います」と指摘し、「回転力の中に力強さが入ってくる侮れない相手」と牽制した。 番組収録中には「ネリは力強くコンビネーションを打ってくる選手。思い切りがいい。そこにみんな巻き込まれていってしまう。打たれ強さも度胸もある」としっかりとライバルを分析した井上。その言葉に揺るぎない自信を見た。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]