狛江・強盗致死 当時19歳の実行役に懲役23年 「高額な報酬目当ての身勝手な犯行動機に酌むべき事情は認められない」
日テレNEWS NNN
「ルフィ」などを名乗る指示役らによる一連の強盗のうち、東京・狛江市で90歳の女性が死亡した事件の裁判で、東京地裁立川支部は6日、実行役の男に懲役23年の判決を言い渡しました。 中西一晟被告は去年1月、仲間と共に、東京・狛江市の住宅に宅配業者を装って押し入り、住人の女性をバールで殴り死亡させたうえ、高級腕時計などを奪った罪などに問われています。 東京地裁立川支部は6日の判決で、「実行役として、宅配業者を装い女性を玄関まで呼び出し、両手を結束バンドで縛るなど犯行に不可欠な行為をしている」と指摘。 「バールで殴るといった女性の死に直結した暴行を行っていないことを踏まえても果たした役割は重要で、高額な報酬目当ての身勝手な犯行動機に酌むべき事情は認められない」として、懲役23年の判決を言い渡しました。