エリザベス女王の元側近、メーガン妃のいじめ疑惑で聞き取り調査を受けたことを認める
エリザベス女王の秘書として18年英国王室に仕えたサマンサ・コーエン(写真中央)が珍しくマスコミのインタビューに応じた。故郷オーストラリアの新聞「ヘラルド・サン」に対して王室時代に経験した出来事について語った。ちなみに彼女は王室を辞める直前、メーガン妃の秘書を務めていた。女王が王室に入ったばかりの妃にアドバイスできるよう、ベテランのコーエンをつけたと言われている。 【写真】エリザベス女王の、最も美しく威厳に満ちたポートレート&肖像画15
メーガン妃といえば、いじめ疑惑。2021年、オプラ・ウィンフリーのインタビューが放送される数日前に2018年の内部メールが流出した。メールはヘンリー王子とウィリアム皇太子の宮廷ケンジントン宮殿の報道官(当時)のジェイソン・クナウフがウィリアム皇太子の私設秘書に送ったものだった。クナウフは「妃のXに対する扱いはまったくもって受け入れられない」「妃はYをいじめ、彼女の自信を傷つけている。Yに対する容認できない行動を目撃した人々から次々と報告が寄せられている」と訴えていた。またそれまでの1年で2人のスタッフが妃のハラスメントによって辞めていると書いていた。
このメールが報じられると被害者はコーエンなのではないかという見方が浮上。2018年の時点でコーエンが妃の私設秘書だったこと、それまで18年も王室で働いていたのに妃の担当になってすぐに辞職していたことがその根拠だった。
この疑惑について聞かれるとコーエンは、王室が独自に行ったいじめに関する内部調査で面接を受けたことを認めた。王室は妃のいじめ疑惑が大きく報じられると、内部調査を行うと発表していた。コーエンによると合計10人のスタッフに対して聞き取りが行われたという。王室の調査を受けたことを認めたスタッフはコーエンが初めてである。
コーエンは調査がどのような内容だったかは明かしていない。ただ王子と妃のスタッフたちの離職率が高いことは認めている。「私は6か月だけやる予定だったのですが、代わりが見つからなかったので1年半続けました。代わりが見つかったとき王子と妃のアフリカ外遊に同行させたのですが、アフリカにいる間にやめてしまいました」。わざわざ外遊先で辞めたいと言い出すとは、よほどのことがあったよう。