（左から）前田敦子さん、パーソナリティの根本宗子

TOKYO FMの音声配信プラットフォームAuDee（オーディー）の番組「根本宗子のひみつのオペラグラス」。月刊「根本宗子」主宰、劇作家・演出家の根本宗子が演劇界にまつわるゲストを招き、さまざまな視点から演劇の楽しさや魅力をお届けします。 ▶▶【音声を聴く】「根本宗子のひみつのオペラグラス」 11月28日（木）の配信では、前回に引き続き前田敦子さんがゲストに登場。ここでは、舞台や映画を観る楽しさについて語りました。

前田敦子さんは1991年生まれ、千葉県出身。アイドルグループ・AKB48の元メンバーで第1期生として活躍し、“あっちゃん”の愛称で絶大な支持を集めました。映画「あしたの私のつくり方」で女優デビューを果たし、グループ卒業後は女優業を本格化。以降、「イニシエーション・ラブ」「探偵はBARにいる3」「旅のおわり世界のはじまり」など、数多くの映画作品で活躍しています。 前田さんは旗揚げから15周年を迎えた月刊「根本宗子」の上演作品「共闘者」に出演。脚本・演出を根本が手がけた本作では、高校時代の3年間のみを大親友として過ごした女性たちの“空白の12年間”が描かれています。出演者には根本のほか、前田敦子さん、Aマッソの加納さんとむらきゃみさん、長井短さんが名を連ねました。

◆無言のやり取りが心地よかった

根本：今回の舞台では、こんな現場になったらいいなと思う私の方向性と、前田さんが思ってくださっていたものとが近かったんですよね。 前田：それはすごく感じました。 根本：嬉しいです。自分以外の演者さんが同じ方向に引っ張ってくれて、気が楽でした。 前田：そうですよね。稽古中ってフィーリングというか、意外と言葉を交わす機会ってないじゃないですか。雑談もほぼできませんし。 根本：今回は全然なかったですよね。長井（短）さんは「もうちょっと雑談したかったね」とか言っていましたけども（笑）。 前田：今回は時間がなかったですしね。でも、お互い無言で感じ取るのは、私としてはすごくやりやすかったです。