正確な診断の精度は約90% 医師の片腕となり得る、病理学に特化した新しいLLM「PathChat」
医療における生成AI導入を先導する
パキスタンを拠点に世界のニュースを網羅するウェブサイト、グローバルビレッジ・スペース(GVS)は、PathChatは病理学分野において画期的な進歩であり、重要と評価すると当時に、病理学以外への応用についても示唆している。常に最新の知識で継続的にモデルを訓練し、デジタルスライドビューアーや電子カルテといったツールと統合すれば、その有用性はさらに高まると推測。加えて、PathChatの機能は、ゲノミクスやプロテオミクスなどにおける医用画像診断やデータモダリティに拡張することも可能だと予測している。 マハムード研究室の研究者たちによる今後の計画は野心的だ。GVSによれば、モデルの動作を人間の意図と一致させ、その応答を改善するために、人間のフィードバックデータを広範囲に収集。加えて、既存の臨床データベースと統合し、関連する患者情報を検索する能力の強化も図るという。PathChatは自然言語と人間との対話を重視し、医療における生成AI導入を先導することになるだろう。
文:クローディアー真理/ 編集:岡徳之(Livit)