クミコ

　シャンソン歌手のクミコが、昨年１２月３１日放送のテレビ東京「第５７回年忘れにっぽんの歌」に出演した。 　大みそかの人気歌番組「第５７回年忘れにっぽんの歌」にクミコが出演。満席の相模大野グリーンホールで、「愛の讃歌」を熱唱した。 　越路吹雪生誕１００年という記念の年であった２０２４年。クミコは、創設以来“シャンソン歌手”の受賞初となる快挙となった「第１３回岩谷時子賞特別賞」を受賞した。宝塚歌劇団のトップスターとして活躍し、シャンソン歌手として大人気だった越路さん。彼女のマネージャーでもあったさんにより訳詞された「愛の讃歌」が日本ではポピュラーであるが、「愛の讃歌」のレコード初録音をしてから、２０２４年は７０年という節目の年でもあった。 　クミコはシャンソンイヤーだった２０２４年７月に、越路吹雪の名曲「愛の讃歌」や「サントワ・マミー」、シャルル・アズナヴールの世界的ヒット曲「帰り来ぬ青春」などを新録したニューアルバム「私の好きなシャンソンＶｏｌ．２～シャンソンティックな歌たち～」発売している。 　今年１月２日、３日の年明けから連日クミコが歌番組に登場する。２日の正午から、ＢＳテレビ東京「日本歌手協会新春１２時間歌謡祭」、１月３日午後７時からはＢＳ朝日開局２５周年記念「『人生、歌がある』５時間スペシャル」に出演する。 　ＢＳテレビ東京「日本歌手協会新春１２時間歌謡祭」では正午スタートの１部で「サントワ・マミー」を、午後９時からスタートする４部にて「愛の讃歌」を歌っている。 　ＢＳ朝日「人生、歌がある」では、越路吹雪の宝塚の後輩である小柳ルミ子とクミコがデュエットした貴重な「愛の讃歌」の映像が流れ、２人で越路さんの話もしており、映像だけでなく２ショットトークも見どころとなっている。 　クミコは戦後６５年の２０１０年、広島平和記念公園にある原爆の子の像・佐々木禎子の生涯を綴った歌「ＩＮＯＲＩ～祈り～」をＮＨＫ紅白歌合戦で歌っている。あれから１５年が経ち、２５年は戦後８０年、昭和１００年となり、改めて戦後に注目が集まる年になる。クミコは再デビューから２５年目で古希であるメモリアルイヤーだ。シャンソン、オリジナル楽曲など幅広く歌っていく予定で、活躍が期待されている。