びっくりドンキー「330円モーニング」がくれる幸福 「これでいい。いや、これがいい」最高の朝食
ピッチャーに入ったソースは、ハンバーグにかかっているものと同じだそう。 醤油ベースに飴色玉ねぎがたっぷり入った、みんな大好きな甘辛い味付けです。 ソースにはカリカリの味付けミンチ肉も入っているので、肉のエキスの味わいも加わった卵かけご飯を楽しめます。 ■みんな大好き卵かけご飯を絶品ソースで ライスにオンザ生卵。 茶色く透き通ったオリジナルソースをその上にたらり。 たっぷり入った玉ねぎが、ピッチャーの底に残っているので全部掻き出しました。
もともと、レギュラーバーグディッシュのお皿のはじにわずかにたまったソースを、ライスと混ぜて食べるのが大好きで「もうちょっとソース多かったらいいのにな」と思っていた私にとって、たっぷりのソースをライスであじわえるというのは、特別感があります。 このソースをかけることで他店とは一線を画す、唯一無二の卵かけご飯に大変身するのです。 みそ汁の具はその時によって変わります。小さなことですが、常連客にとってはこれは大きい。変化があると「今日のみそ汁は何かな?」と、マンネリが予防できて、通う楽しみにつながります。
■「びくドン」のびっくりのしかけ、実は器にあり!? 食べる前はライスもみそ汁も「けっこう多いな、食べ切れるかな?」とドキッとしたのですが、案ずることなかれ。 木製の茶碗もみそ汁椀も口径が大きく作ってある分、あげ底になっており、食べてみると多すぎず少なすぎず、絶妙な適量でした。 これが「びっくりドンキー」マジック。見た目ほどはお腹がいっぱいにならず、ついついデザートやサイドメニューを追加注文してしまうという罠がしかけられています。
ハンバーグが提供されるお馴染みの木の大皿も中央が盛り上がっていて、ボリューム感を演出してくれるので、味はもちろんのこと視覚的に満足できるのです。 某ファミレスチェーンでは、メニューよりふたまわりぐらい小さいハンバーグが出てきて、食べる前からがっかりさせられるのが常なのに、「びっくりドンキー」の器は配膳された際に、そのボリュームにびっくりできるよう演出されている印象です。 オリジナルの器は、コーヒーカップから、ドリンクグラス、デザートカップにいたるまで、高台に高さを出すことで、視覚のトリックでたくさん入っているように見せてくれます。さりげないあげ底で、顧客満足度をそっと上げているのだとしたら、お見事というよりほかありません。