グリルデザインを変えるのはCX-5とCX-8（生産終了）の関係と一緒か

マツダの欧州部門は4月19日、新型クロスオーバーSUV「CX-80（シーエックス エイティ）」を初公開した。欧州で5月より予約受注を開始し、今秋の発売予定を予定している。このCX-80は日本にも導入される予定だが、現時点で日本発売時期についてアナウンスはない。 【画像】CX-80は2列目が豪華 CX-80は、マツダがグローバルで展開するラージ商品群の第4弾となるミッドサイズクロスオーバーSUV。マツダが初めて欧州に導入する3列シートSUVであり、欧州市場における最新かつフラッグシップモデルとなる。 ちなみに第1弾はCX-60（欧州、日本など）、第2弾はCX-90（北米など）、第3弾はCX-70（北米など）。 CX-80の開発で目指したのは、「優雅で心ゆたかなドライビングSUV」。マツダ最上級にふさわしい美しく堂々とした存在感に加えて、マツダらしい「人馬一体」を磨き上げた圧倒的な走行性能や環境・安全性能、さらに乗員全員が快適に楽しめる懐深い実用性を実現したという。 その見た目は、日本でも発売されているCX-60と大まかには同じ。ただフロントグリルのデザインは縦基調。リヤエンドもホイールベース延長に伴い伸びやかになっている。 CX-80の2列目シートは、座席間にコンソールがあるキャプテンタイプを筆頭に、キャプテンタイプでコンソールがなくウォークスルーが可能な仕様、さらに3人がけのキャプテンタイプと3種類を用意。 荷室は3列目シートを使った状態でもゴルフバッグやベビーカーが搭載できる空間を確保するとともに、2列目・3列目シートを折りたたむとさらに大きな空間が得られる。 パワートレーンには、2.5リッター直4ガソリン＋モーターのプラグインハイブリッドシステム「e-SKYACTIV PHEV」と、3.3リッター直6ディーゼルエンジン＋マイルドハイブリッドシステムの「e-SKYACTIV D」の2種類を設定した。 安全性能面では、欧州向け初となる「クルージング＆トラフィック・サポート（CTS）緊急停止支援機能付き」を採用。CTS使用中に手放し運転やドライバーの閉眼や脇見を検出した場合には、ドライバーへの注意喚起を段階的に行い、体調急変や漫然運転などのドライバーの状態に由来する事故リスク低減を図る。注意喚起をしてもドライバーの状態に変化がない場合は、被害軽減のため車両の減速・停止を支援するシステムだ。 CX-80の日本導入はいつになるのか？　続報を待ちたい！ 〈文＝ドライバーWeb編集部〉