「ママに見えないね」褒めたつもり?「ぜんぜんイケるわ」「最低限の身だしなみ」…“趣味は美容”の男性アナと解決 美について“もやもやした言葉”
■「モテたくてキレイになりたい訳じゃない」自分の“好き”を基準に
──美容院で「こうした方が男性受けも良いですよね」と言われました。サービストークだとは思いますが、別に男性にモテたくてキレイになりたい訳じゃないんですけどね。 直川:私はこの容姿で言ってくる人はあまりいないんですけど、美容って、マジョリティーの人にとっては異性の目によるものが大きいと思うんです。 白川:基準がね。美とは何かというときに、「より高く異性から評価されるもの」という定義のパターンも結構ありますよね。直川さんは美を追求するとき何を基準としていますか? 直川:自分が好きになれるかどうかですね。例えば、私は結構眉毛が濃いですが、今のトレンドは薄眉ふんわりです。でも私はかつての芸名で言うとブルゾンちえみさんのようなエスニック感のあるメイクが大好きなんです。トレンドや流行にあまり興味がなくて、流されない性格だというのもあると思います。 白川:何が良しとされるかという基準が他者からの評価で決められている状況が一生続くことは結構大変だと思います。どこかで自分軸の基準にした方がいいし、「私はモテたくてキレイになりたいわけじゃありません」とはっきり言ってもいいのではないかと思います。
■美で自分を好きになるためにやっていること
白川:次に「美で自分を好きになるためにやっていること」というテーマでこんな投稿をいただいています。 ──気持ちが表情に出ている気がするので、口角を上げるように意識しています。姿勢もまっすぐにすると、自分に自信がついて、いつもの服やメイクも少しだけ輝いて見えます。 直川:私は姿勢と口角で目標にしている人がアンミカさんなんです。さんま御殿に出演した2回目でご一緒させていただきましたが、アンミカさんって背筋も収録2時間ちょっとあっても崩れないし、周りに笑顔が伝染するくらいに口角を上げているんです。見習いたいと思って、私もここ2,3年ぐらい口角は常に上げているように意識しています。 ──仕事で使う服の一部はオーダーメイドで作ってます。服で自分の身体を支えてもらうことによって楽な姿勢で働ける、というのは自分らしくいられる「美」の一種だと信じてます。Body Positiveに生きていきたいです。 直川:スリムな人、ふくよかな人も含めて、今メーカーがすごいですよね。その体型の人をターゲットにしているブランドとかもあったりして。一言言いたいのが靴。私、足が大きいんですよ。 白川:何センチ? 直川:27センチ。ないんですよ、レディース。 白川:靴の話は、トランスジェンダーの人たちと取材とかでお話ししていると、やっぱり皆さんおっしゃることが多くて。海外のブランドとか、日本のブランドでも、大きめのレディース靴を主にトランスジェンダー当事者の人向けに作っているところも増えてきているので、ちょっとずつ変わってきているところかなと思います。