メルボルン・ビクトリー監督時代のトニー・ポポビッチ氏（2022年3月15日撮影）

　26年ワールドカップ（W杯）北中米大会のアジア最終予選を戦うオーストラリア代表（FIFAランキング25位）が4日に発表され、Jリーグから2選手が選出された。 　10日に中国代表（同91位）、15日に日本代表（同16位）と対戦するオーストラリアは、今予選はここまで1分け1敗と未勝利。9月20日には、グラハム・アーノルド監督（61）が辞任した。中国戦は後任として就任したトニー・ポポビッチ監督（51）体制での初戦となる。 　今回のメンバーにはアルビレックス新潟DFトーマス・デン（27）とFC町田ゼルビアFWミッチェル・デューク（33）が選出。デュークは町田を通じて「チームは監督やコーチ陣が変わり、新しい挑戦になります。今回の代表活動では、日本代表とも戦うので、とてもワクワクしています」とコメントした。 　ポポビッチ新監督は、オーストラリア協会を通じてコメント。今回のメンバー選考にあたっては「26人の選手がいる。私の最初のキャンプなので、何人かの追加選手を入れて様子を見るのが良いと考えた」とした。 　今回は昨年末に代表引退を発表していたMFマッシモ・ルオンゴ（32、イプスウィッチ）も招集。この選出について指揮官は「私はマッシモと話してはいないが、協会の人間が話した。彼は出場可能であり、我々にとって選択肢となった。私は彼をこのキャンプに招き入れたかった」と説明した。 　15日の日本戦は、午後7時35分から埼玉スタジアムで行われる。