「正直、やめてほしい」親を悩ませる、子どもの友達を“家に呼ぶか”問題。事前に子どもと決めておくべき3つの「ルール」
共用スペースを一緒に片づける
友だちが家に来る前は、リビングやダイニングなど使いそうな場所を子どもと一緒に片づけることをルールの1つにしてみてください。子どもがモノの場所を把握できるので、「ママ、あれどこにあるの?」ときかれることも少なくなり、遊んだ後の片づけもスムーズにできるようになります。 また、人を家に呼ぶためにはどんな準備が必要なのかを子どもに知ってもらうことも大切です。リビングやダイニングの片づけはもちろん、掃除機をかけてきれいにすること、トイレや洗面所なども掃除をすること、使いそうなモノやおもちゃを準備することなど、家に人が来るときにママやパパがどんな配慮をしているかを見てもらいましょう。 今すぐに全部自分でできるようになるのは難しいと思いますが、どのような準備や配慮が必要かということを学び、少しずつできることを増やしていけるといいですね。さらに、このような準備や配慮が必要だとわかると、自分が他の人の家に行ったときに同じような準備をしてくれたことに感謝の気持ちを持つことができるようになります。
事前にNGを伝えておく
子どもにとって危険なことや家の中でしてほしくないことは、遊び始める前に子どもたちに伝えておくといいでしょう。「ベランダは危ないから出ちゃダメだよ」「この棚は大事なモノが入っているから開けないようにしてね」と、なぜダメなのかを理由も含めて話すと理解してくれやすいです。 子どもたちは「17時に帰る」と言っていても、急に「もう少し遊ぶ」と予定を変更することも多いと思います。でも、夕方から夜にかけてはママにとっても忙しい時間帯です。その後に買い物や通院など外出する予定を入れているかもしれません。 子どもは自分の気持ちに正直なので、「もっと遊びたい」ということを最優先に考えますが、状況によってはそれが叶わないときもあります。もし時間の延長が難しい場合は、それも先に伝えておきましょう。遊ぶ時間が延びることによって、どんな困ることが起きるのか、デメリットは何か、をわかりやすく話してあげてください。 親としても、子どもと友だちが楽しく遊ぶ時間は長くしてあげたいですよね。でも、そこでママが無理をしてしまうと、また次の遊ぶ約束のときも「同じように延長したら……」と考えて悩んでしまうかもしれません。 家で遊ぶときは、子ども・友だち・見守る親が気持ちよく過ごせることが大切です。誰かが無理をするのではなく、関わるみんなで協力し合って、楽しい時間を作り出すようにしてくださいね。