ドラマ『過保護な若旦那様の甘やかし婚』でヒロイン役に抜擢! 女優・井頭愛海の一途な想い
中学1年生でアイドルデビュー! そして女優へ
12年のキャリアの中で、さまざまなドラマや映画に出演してきた彼女。小学生の頃、母親に連れられてミュージカル『アニー』を観劇し、舞台に立つ同年代の子役たちの姿に感化され、女優を目指すようになったという。ちなみに、「井頭愛海」という名前は芸名ではない。 「『井頭』は奈良のほうにある苗字らしいのですが、全国でも200人くらいしかいないみたいです。珍しいため『京王井の頭線にゆかりがあるんですか? 』と、よく言われますが、大阪出身です」 そんな彼女は2013年、12歳にして「第13回全日本国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞に輝くと、同コンテストのファイナリストで構成されるアイドルグループ「X21」のメンバーに。中学校から高校までの約6年間、アイドル活動に精力的に打ち込んだ。 「中学は大阪だったので、東京と大阪を行き来しながら、毎日ダンスや歌のレッスンに追われる日々。平日の放課後は地元で夜遅くまでレッスンを受け、金曜日から日曜日は東京でのイベントなどに出演するという生活でした」 いわく、中学時代は休日に友人と遊んだ記憶が1回もないほど、レッスン漬けの日々だったそうだ。 「それでも、感覚的には部活みたいな感じで、苦ではなかったです。とにかく、目の前の与えられた課題を乗り越えることに一生懸命でしたね。人前で話したり、大きな舞台で何かを表現したり、X21で培った経験が生きている瞬間は今もたくさんあります」 中学卒業後は上京し、堀越高校へ進学。15歳のときに芳根京子の娘役として出演した連続テレビ小説『べっぴんさん』(NHK)や、初主演を務めた2020年公開の映画『鬼ガール!! 』といった作品に出演したことも大きな転機となった。 「『べっぴんさん』は初めての連続ドラマ出演作で、わたしのお芝居の基礎になるような経験を積めました。『鬼ガール!! 』も思い出深い作品です。同作では映画初主演のプレッシャーもあり、たくさんの壁にぶち当たりました。撮影中『わたしは女優に向いていないのでは? 』と落ち込むときもありましたが、それだけ演技について深く考える機会になりましたし、自分のお芝居への向き合い方も変わりました。役者として大きな成長につながった気がしますね」