車は「5年」で買い替えた方がお得といわれるワケとは?「10年」での買い替えとどう違う?
5年買い替えが必ずしもいいとは限らない
車の売却価値や車検費用などの観点からすると、5年での買い替えは10年よりメリットがあるかもしれません。しかし状況によっては、必ずしもいいとは言い切れないでしょう。 5年ごとに新車に乗り換える場合、新車購入のタイミングが2倍早いことになるため、金銭的負担が大きくなるかもしれません。 前述の通り5年落ちの車は売却価値が10年落ちの車より高いと思われますが、モデルチェンジや不人気車であることなどが原因で、あまり値がつかないこともありえます。 もし高く売れなければ、新車購入に必要な額をあまりカバーできず、別途用意する金額が大きくなります。場合によっては常にカーローンの支払いを続ける状態になり、やりくりに苦労することも想定されるでしょう。 また10年落ちの車であってもメンテナンスが十分行き届いており、リセールバリューも高い車であれば高値で売れるかもしれません。車検費用が4回分かかったとしても、総合的な経済負担が少なくなる可能性もあります。
買い替えが5年と10年のどちらがよいかは状況による
5年で買い替えがいいといわれる理由は、おそらくリセールバリューが高いことや車検費用が1回ですむこと、特別保証が切れることなどが関係すると思われます。 しかし5年ごとに新車を購入する費用や実際のリセールバリューの状況によっては、10年での買い替えの方が金銭的な負担が少なくてすむかもしれません。 メンテナンスがしっかりされており、かつ長く乗りたいと思う車であるのなら、10年あるいはそれ以上乗り続けることもいい選択肢といえます。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部