賞金ランクトップ・平田憲聖は相性抜群の北の大地へ 開催50回目の記念大会
◇国内男子◇ANAオープン 事前情報◇札幌GC 輪厚C(北海道)◇7066yd(パー72) 【画像】石川遼のプロテインの飲み方 1973年にスタートした現存する北海道最古のツアー競技が12日(木)に開幕する。ことしは50回目の開催を記念して賞金総額が昨年の1億円から1億5000万円(優勝賞金3000万円)に増額された。120人が高額賞金をかけてプレーする。 ディフェンディングチャンピオンは45歳の谷原秀人で、昨年は首位に3打差3位から出た最終日に「67」で回り、逆転でツアー通算19勝目を飾った。今季は8月「横浜ミナト Championship」から出場3試合連続で予選落ちとなっているが、連覇をかけた今週活躍に期待がかかる。 前週に韓国で行われた「シンハンドンヘオープン」で今季3勝目を飾った平田憲聖も参戦。2週前の「フジサンケイクラシック」からの2連勝で、賞金ランキングは約3カ月半の間1位だった桂川有人を抜いて1位に立った。桂川はDPワールドツアー(欧州ツアー)参戦中で今週も不在。2位・桂川とは、本大会開幕を前に約1354万円差をつけている。平田は昨年の国内メジャー「日本プロゴルフ選手権」(恵庭CC)、ことし7月の「セガサミーカップ」(ザ・ノースCC)と北海道で2勝を挙げており、好相性の北の大地で今季4勝目を目指す。 シンハンドンヘオープンで平田と並ぶ最終日首位から3位フィニッシュの鈴木晃祐は、初優勝を逃したものの賞金ランクは33位になり2季連続のシード獲得に大きく前進した。前週を5位タイで終えた大槻智春は、2022年大会のプレーオフで石川遼を破り、歴代王者の一人としてプレーする。 5打差9位から「66」をマークしながら終盤に競り負けた24歳の前田光史朗は今季2回のトップ10入り。リベンジを図りたい。 15年大会優勝の石川は次週17日が誕生日。32歳ラストゲームを迎える。 10日に予選ラウンドの組み合わせが発表され、平田は初日午前12時5分に10番から谷原、金谷拓実と同組になった。石川は鈴木、大槻とともに午前11時55分10番からスタートする。
<主な出場予定選手>
谷原秀人、浅地洋佑、池田勇太、石川遼、今平周吾、岩田寛、大槻智春、小木曽喬、金谷拓実、木下稜介、小平智、蝉川泰果、ソン・ヨンハン、幡地隆寛、比嘉一貴、平田憲聖、堀川未来夢、前田光史朗、宮里優作、米澤蓮