一気に評価アップ! Jリーグ“ブレイク”ランキング1~10位。2023年、最も市場価値を上げたのは?
6位:宮代大聖(川崎フロンターレ) 生年月日:2000年5月26日(23歳) 市場価値の上昇額:40万ユーロ(約5600万円/80%UP) 市場価値の変動:50万ユーロ(約7000万円)→90万ユーロ(約1億2600万円) 2023リーグ戦成績:30試合8得点1アシスト 宮代大聖は川崎フロンターレの下部組織で育ち、高校3年生時の2018年にプロ契約を交わした。その後、レノファ山口FC、徳島ヴォルティス、サガン鳥栖への期限付き移籍を経験し、2023シーズンに川崎Fに復帰している。 強烈な右足のシュートや、高い技術力が魅力の宮代は、2023シーズンのJ1で8得点を記録した。Jリーグのトップクラブでも一定の成果を残したことで、市場価値は90万ユーロ(約1億2600万円)まで上昇している。 ただ、宮代のポテンシャルを考えると、2023シーズンのパフォーマンスは不完全燃焼のような印象が残る。鳥栖で過ごした2022シーズンは同じ8得点だったものの、センターフォワードとして様々なタスクをこなし、より相手の脅威になっていた。2023シーズンはウイングで起用されることも多く、川崎Fらしい攻撃の流れが宮代のところで止まることもしばしばで、チームの戦い方に完全にフィットしていたとは言いにくい。 その中で8得点を挙げていることが、宮代の能力の証明と捉えることもできるが、まだまだこんなものではないはず。きっかけ次第で、もっと市場価値を高める可能性があるタレントだろう。
5位:伊藤敦樹(浦和レッズ) 生年月日:1998年8月11日(25歳) 市場価値の上昇額:40万ユーロ(約5600万円/66.7%UP) 市場価値の変動:60万ユーロ(約8400万円)→100万ユーロ(約1億4000万円) 2023リーグ戦成績:33試合2得点5アシスト 伊藤敦樹は埼玉県さいたま市出身で、2011年に地元クラブである浦和レッズの下部組織に加入した。ユースからトップチームには昇格できなかったものの、流通経済大学での活躍を経て、2021年に浦和に加入してプロとしてのキャリアを始めている。 185cmの長身と豊富な運動量を武器にピッチを縦横無尽に走り回る伊藤は、プロ1年目からレギュラーに定着し、チームに不可欠な存在になった。フィジカルを活かした対人守備でボールを奪うと、すぐさま攻撃に加わる。Jリーグ屈指の迫力を持つボックス・トゥ・ボックス型のMFに成長している。 伊藤の市場価値は、プロデビューから順調に右肩上がりを続けており、最新の市場価値は100万ユーロ(約1億4000万円)の大台に到達した。2023年6月には、サッカー日本代表初選出を果たし、9月のトルコ代表戦では代表初ゴールを記録。順調にステップアップしている。 近年の日本代表の守備的MFと言えば、遠藤航と守田英正の存在感が抜けている印象だ。それでも、185cmの大型ボランチというのは日本では稀だ。。このまま成長を続けていけば、森保一監督にとっても魅力的なオプションになるかもしれない。