上田綺世

　オランダ1部フェイエノールトが米メジャーリーグサッカー（MLS）のフィラデルフィア・ユニオンに所属するアルゼンチン人FWフリアン・カランサ（24）の獲得に乗り出している。 　オランダメディア「AD」は「フェイエノールトはカランサと合意に近づいている」とし、昨季米国で14得点8アシスト、今季も12試合で6得点をマークしているストライカーの加入が迫っているという。その上で「クラブはサンティアゴ・ヒメネスか上田綺世の退団に備えているようだ」と報じた。 　上田は昨年夏にベルギー1部セルクル・ブリュージュから移籍金1000万ユーロ（約16億8000万円）で、フェイエノールトに加入するもFWヒメネスの牙城を崩せない上、チームにもフィットできず、地元メディアは上田のパフォーマンスを批判していた。それでもシーズン終盤に先発するようになると3試合連続ゴールをマークするなど、評価を高めた。 　ただ、上田の加入を望んでいたアルネ・スロット監督は退任し、イングランド・プレミアリーグのリバプール指揮官に就任。これにより日本人FWの処遇も注目されていた。オランダメディア「VP」も「上田が退団する可能性を排除していない」と伝えており、今後の動向が注目される。