黒田監督率いる町田はロングスローで旋風を巻き起こした

　明治安田J1リーグ最終節が8日に行われ、逆転優勝の可能性を残していた町田は鹿島戦（カシマ）で1―3と完敗して優勝を逃し、3位で今季を終えた。 　町田は敵地で逆転優勝を目指したが、持ち前の堅守が崩壊。前半6分にFW師岡柊生のゴールで先制を許すと、同16分にカウンターからMF樋口雄太に決められて突き放される。その後に1点を返すも、同アディショナルタイムにはFW鈴木優磨にダメ押し点を奪われて万事休す。完敗で優勝はならず、3位で今季を終えた。 　それでも、クラブ初のJ1昇格初年度で前半は首位をキープするなど旋風を巻き起こして、今季の主役となったことは間違いない。アジアチャンピオンズリーグ（ACL）の出場権も獲得し、今後への期待はJリーグ全体のファンやサポーターから関心事となっている。 　SNS上では「来期　町田ゼルビアがリーグ優勝する可能性もありそう」「町田がアジアでどこまで戦えるかには興味あるなあ」「町田は実際ロングスローとかコーナーキックのバリエーションとかその辺は面白かった。勝てば何しても許されると思っている何人かの選手さえ追放するなりすれば人気が出るような時代も来るんじゃないですかね」などと期待の声が上がっている。 　町田は来季こそJ1優勝、そしてタイトル獲得なるのか。今後のJリーグでも注目度では〝主役〟となりそうだ。