「レッドノーズデー」。カウントダウンイベントで会場が一体に/大阪
8月7日の「鼻の日」にちなみ、職場や家庭などで赤い鼻を付けて笑顔を贈り合うチャリティイベント「レッドノーズデー」が今年も全国で展開され、大阪市北区の阪急うめだ本店9階祝祭広場ではカウントダウンイベントが開かれ、参加した親子連れなどが赤い鼻を付けて盛り上がった。 赤い鼻で笑顔を贈りませんか。8月7日は「レッドノーズデー」
日本中で赤い鼻を付けて、笑顔を贈り合う運動
「レッドノーズデー」は海外で早くから行われ、英国では国民的行事として定着している。日本ではNPO法人日本クリニクラウン協会(大阪市港区築港)が主導して始まり、今年で6回目を迎えた。7日正午から1分間、日本中で赤い鼻を付けて、笑顔を贈り合う運動を広めようとしている。 カウントダウンイベントは、H2Oリテイリンググループの社会貢献活動「H2Oサンタ」の一環として企画され、赤い鼻を付けたクリニクラウン(臨床道化師)が大勢登場して緊張を和らげていく。参加者全員に、赤い鼻をひとつずつ手渡し。クリニクラウンが病院を訪問して闘病中の子どもたちを励ます活動などを映像で紹介した後、いよいよカウントダウンへ―。
ノーズオンの合図で赤い鼻を一斉装着
5、4、3、2、1、ノーズオンの合図で、参加者が赤い鼻の一斉装着に成功。互いの顔を見つめ合いながら、赤い鼻を付けたままスマホで写真を撮り合うなど、会場は和やかな雰囲気に包まれた。 娘や孫と訪れた女性が「家族3世代で参加できるイベントはありがたい。ご近所さんも誘えばよかった」と話すそばで、孫の男児が「みんなで赤い鼻を付けて楽しかった」とはしゃいでいた。 クリニクラウンで同協会事務局長補佐の熊谷恵利子さんは「これまでで一番多くのお客様に集まっていただき、元気と勇気をもらいました。何よりも皆さんの笑顔が素晴らしい。きょうの手応えを、これからのクリニクラウンの活動に生かしていきたい」と話した。 普段は同協会が赤い鼻を一個300円で販売。収益は入院中の子どもたちを支援する活動に使われている。詳しい問い合わせは同協会(06・6575・5592)まで。 (文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)