米も海苔も値上がり・・・国民食「おにぎり」がピンチ コメ余りの時代が一変か
■「小麦より割安感」家庭でも需要増 一般家庭で消費量が増えていることも米の値上がりや在庫の減少に繋がっていると、梶谷さんは話します。 梶谷米穀店 梶谷登さん 「他の食材に比べ割安感がお米にあったと思います。小麦と比べても割安感があったし消費者にとって買いやすい状況だったんじゃないでしょうか」 ■弁当店も悲鳴 市民の台所・旦過市場にある弁当店。精米したての米を使ったおにぎりや弁当など、品質にこだわった商品を販売しています。 1週間に扱う米の量は約60キロ。急激な米の値上がりに、危機感を感じています。 米夢マイム 中尾憲二 店主 「原価の中心であるお米が長期的に上がるとなると弁当の値上げを考えないといけないかなと。とりあえず今年のお米まではなんとか耐えようかなと思っています。」 ■海苔も不作 2割値上がり また、おにぎりに使う海苔も不作が影響し、前の年に比べ、2割ほど値上がりしています。 米夢マイム 中尾憲二 店主 「海苔を巻けなくなる。かと言って他のものを使う訳にもいかない。ダブルで大変です。お昼ご飯なので、できればワンコインで済むようにしたいですが、ここは我慢のしどころかな」 円安による輸入品価格の高騰が食卓を直撃しつづける今、米の品薄はいつまで続くのでしょうか。
RKB毎日放送