台北科技大と九州工大の学生が交流 台湾の温泉地などで都市の持続発展など探る
(台北中央社)台北科技大学(台北市)は9日、九州工業大学(福岡県)と共同でワークショップを行ったと発表した。九州工大の学生26名が5~7日の日程で台湾を訪れ、台北科技大の学生29名と交流した。学生らは台北市内の温泉地、北投や北部・新北市の観光地、九份などに足を運び、都市の持続的発展などをテーマに探求活動を行った。 学生らは学科や専門分野の枠を越えてグループを編成。北投を訪れたグループは、台湾で地熱発電が普及していないことに気付き、日本の地熱発電の経験を同地にも導入し、同時に地方の経済や観光の活性化をすることを提案したという。 台北科技大の簡良翰特別教授は、ワークショップの目的は台日の学生による分野を超えた協力を強化し、都市のさまざまな空間で、再生エネルギーや循環型容器、持続可能な交通などのグリーンテクノロジーを発揮できる場所を見つけ出すことだと説明した。 九州工大の芹川聖一教授は活動について、最も重要なのは学生たちが良い友人となり、より多くの台日の友情が結ばれることだとの考えを示した。 (陳至中/編集:田中宏樹)