秋模様と冬景色の “絶景コラボ” が見られる「白馬岩岳マウンテンリゾート」 話題のアクティビティ豊富、11月はイベント目白押し!
■疾走感が楽しい「マウンテンカート」
白馬ヒトトキノモリがある中腹部は、山頂エリアから「5線サウスリフト」でアクセスするのが一般的。だけど、マウンテンカートで下りていくというのもありだ。このアクティビティはヨーロッパの山岳リゾートを中心に人気を集めているもので、日本では白馬岩岳マウンテンリゾートが初めて導入したそう。 エンジンなどの動力がない乗り物で、重力による落下のみでコースを駆け下りていく。1.4kmのコースはカーブやストレートと変化に富んでおり、ハンドルとブレーキを操作しながら疾走していくのが楽しい。重心が低く地面が近いため、思ったよりもスピードが速く感じられてなかなかスリリングだ。
■「ホーストレッキング」で森や展望地をめぐる
アクティビティが豊富とあって、白馬岩岳マウンテンリゾートでは乗馬アトラクションまで体験できる。もっとも手軽な体験乗馬は、ガイドが手綱をもって馬をひいてくれる“ひき馬”だ。 これに対して、ホーストレッキングは1時間かけてリゾート内の森や草原をめぐる充実した内容。馬の乗り方などのレクチャーを受けてから森に入っていくと、いつもより視線が高いので木々の葉がとても近い。 馬の動きに体を合わせていると、乗り心地が安定してきてだんだん乗馬に慣れてくる。坂を下り、草原に出るとその先に白馬三山の景色を独り占めできるビューポイントが広がっている。乗馬中は撮影もOKなので、ベストショットを狙っていろいろなアングルを探すのも楽しいひとときだ。 ホーストレッキングは要事前予約で所要時間は1時間ほど。乗馬しながら自然をめぐる新鮮な体験にあっという間に時間が過ぎてしまう。
■イベントも盛りだくさん!
山頂エリアまでのアクセスは、これまでゴンドラリフト「ノア」が活躍していたが、2024年12月から新しいゴンドラの運行がスタートする予定だ。これを機に、2024年11月16日に「IWATAKE AUTUMN NIGHT ありがとう『ゴンドラ ノア』 ~ノスタルジック・アモーレ~」のイベントが開催される。 当日はさまざまな催しを企画しており、山頂のヤッホーデッキから用意されたスリッパを飛ばす「帰ってきた!第4回全日本靴飛ばし選手権」の参加型イベントを開催。くつを飛ばせれば誰でも参加OK。 夕方になると会場はイルミネーション&ミュージックに包まれ、「たき火プラス焼きミニマシュマロ」や「ふかしいも」の振る舞いが行なわれる。日が暮れると、高原の空に花火が打ちあがる、内容盛りだくさんのイベントだ。 秋の「白馬岩岳マウンテンリゾート」は、絶景テラスやリゾートのあちこちで紅葉を鑑賞できる癒しのシーズン。さらにこの秋は、この注目イベントに参加できるチャンスでもある。この日を狙ってより充実したバカンスを満喫しに行こう。 栗山 ちほ(くりやま ちほ) 長野県出身。標高1300mの八ヶ岳山麓育ち。幼少から自然と親しみ、夏は登山、冬はスキー&スノーボードと、通年アウトドアを楽しんでいる。 スキー誌を経てフリーランスとして独立後、ウィンタースポーツや登山の雑誌・Webのライターとして活躍。 ときどき山ごはんのレシピ提案や執筆も担当している。
栗山 ちほ