企業に潜入!?この夏人気の「工場見学」 大人も楽しめる「クラフトビール醸造所」 理科の授業のよう「真空機器メーカー」
■一般参加含め定期的な開催を検討
工場見学は大好評。 今後は一般参加も含め定期的に開催することも検討するとしています。 樫山工業・市川明歩さん: 「自分の家族がこういう仕事をしていると身近に感じてもらえてよかった」
■ビール醸造所でも見学ツアー
一方、こちらは「ヤッホーブルーイング佐久醸造所」。 多くのファンを持つ「よなよなエール」をはじめとしたクラフトビールを造っています。
スタッフ: 「発酵して炭酸ができている様子ですね」 2010年から開催している「大人の醸造所見学ツアー」。毎年、満員になる人気で、これまでに1万人以上が参加しています。 ヤッホーブルーイング・三浦菜穂さん: 「クラフトビールの魅力を知るきっかけ、楽しみを知るきっかけになればいい」
スタッフ: 「大きく分けて『エール』と『ラガー」という種類に分かれます」 「4つのビールの原材料ってなんでしょう」 参加者: 「大麦」 スタッフ: 「正解です」 原材料やつくり方などの説明を受けながら醸造所内を巡ります。
■「初麦汁」の味は?
スタッフ: 「せっかくなので『初麦汁』を飲んでいただきたいと思います」 一番最初に煮出した「初麦汁」を試飲―。 参加者: 「甘酒に近いような風味もします、ジュース感覚で飲めるのでおいしい」
麦汁は酵母と混ぜ、2週間ほど発酵させます。
■普段は飲めない「生ビール」を試飲
その後、残っている麦のかすなどを取り除き、熟成させればクラフトビールの出来上がりです。 普段は「醸造士」しか飲むことができないクラフトビールの「生ビール」を試飲。 スタッフ: 「今は発酵が落ち着いて、熟成が進んできて、ビールとしてまとまってきている状態」 参加者: 「ようやくビールって感じの味ですね。よりフルーティな匂いがしますね」
最後は5種類のクラフトビールを飲み比べしました。 スタッフ: 「のどごし、ゴクリと飲んでしまうのではなくて、口の中で一回とどめて、甘み、苦味、酸味、渋さがあるかどうか、炭酸があるかどうか、いろんな味がどうなっているのかを評価する」 参加者: 「おいしいです」 埼玉から「水曜日のネコ」を試飲: 「バナナのフルーティさ、軽いけど甘いみたいな感じ」 東京から: 「『インドの青鬼』ってビールが一番好きでした。普段飲んでいるビールをつくるのに工程がいろいろあると知れて楽しかった」
■「クラフトビールの沼にはまって」
今年も盛況の「醸造所見学ツアー」。 8月のツアーの空きは残りわずか。9月下旬からのツアーは8月28日ごろから受付を始めるということです。 ヤッホーブルーイング・三浦菜穂さん: 「クラフトビールの良さを全身で体験できるブルワリーツアーを今年の夏に開催している。ぜひクラフトビールの沼にはまってみませんか」
長野放送