ベルギー代表、EURO2024に臨む“25名”発表! ヴィツェルがカタールW杯以来の電撃復帰
王立ベルギーサッカー協会(KBFV)は28日、EURO2024に向けたベルギー代表の暫定メンバー25名を発表した。 【動画】ベルギー各地をめぐるユニークなメンバー発表 EURO2024予選ではグループFに組み込まれ、6勝2分無敗、22得点4失点と安定した成績を残したベルギー代表。オーストリア代表やスウェーデン代表を抑え、首位で本大会行きの切符を掴み取った。 3大会連続の出場となるEURO2024では、スロバキア代表、ルーマニア代表、ウクライナ代表と同居するグループEに入った。6月17日に初陣のスロバキア代表戦、同22日に第2節のルーマニア代表戦、同26日に第3節のウクライナ代表戦が予定されている。直近2大会はベスト8で終わっており、史上初の優勝を目指す。 大会の開幕まで1カ月を切ったなか、ベルギー代表を率いるドミニコ・テデスコ監督は、本大会に向けた“レッド・デビルズ”のメンバー25名を発表。MFケヴィン・デ・ブライネ、FWレアンドロ・トロサール、FWロメル・ルカクら、近年のベルギー代表を支えてきた主力選手が順当に選出された。 加えて、35歳のMFアクセル・ヴィツェルが、FIFAワールドカップカタール2022以来の“電撃復帰”を果たした。ヴィツェルはこれまでに3度のFIFAワールドカップ、2度のEUROに出場しているが、昨年5月の時点でベルギー代表からの引退を宣言。しかし、大舞台を前にしてベルギー代表復帰を決断。同国代表チームにおいて歴代2位の数字となる国際Aマッチ130試合出場を誇るヴィツェルが、自身3度目のEUROに臨む。 また、国内のクラブ・ブルッヘで活躍を続けるDFマキシム・デ・カイペルは、今回がベルギー代表初招集。左サイドバックを主戦場としながら、右サイドバック、サイドハーフ、ウイングもこなすサイドのスペシャリストは、今季クラブ・ブルッヘで公式戦通算55試合出場5ゴール15アシストを記録。FIFAワールドカップカタール2022の候補メンバーに選出されたことはあったものの、最終メンバーからは落選していたため、今回が初の代表招集となる。 一方で、長らくベルギー代表の“守護神”に君臨していたGKティボー・クルトワは選外となった。クルトワに関しては、今季開幕前に左ひざ前十字じん帯断裂に見舞われた後、今度は右ひざの内側半月板を痛め、長期離脱を強いられていたが、所属クラブのレアル・マドリードでは既に復帰を果たしている。だが、クルトワ自身は昨年12月の時点で「EUROには出場できないだろう」と明かしており、テデスコ監督も外す意向であることを明言していた。 ただし、今回のベルギー代表は「25」名の選出となっている。EURO2024の最大登録枠は「26」となっていることから、テデスコ監督は1名の余白を持たせていた。メンバー発表の会見において、テデスコ監督は2名の候補選手がいることを明かしており、今後追加で招集する選手が発表される見込み。その1人がクルトワとなる可能性も0ではないかもしれない。 ベルギー代表は31日より国内合宿をスタートさせる。所属クラブでの活動を残す選手は、その後合流予定。5日にはモンテネグロ代表と、8日にはルクセンブルク代表と強化試合を行い、12日にEURO2024開催地のドイツ入りするスケジュールだ。 今回発表されたベルギー代表のメンバー25名は下記の通り。