首相の「回転ドア回帰」に懸念 各国で速報、外交功績も言及
各国メディアは岸田文雄首相が自民党総裁選への不出馬を表明したことを速報した。米ニューヨーク・タイムズ紙は「首相が回転ドアのようにくるくる入れ替わった過去に回帰するとの懸念をよみがえらせそうだ」と伝えた。ワシントン・ポスト紙は低支持率に触れながらも、防衛費を増額させ、安全保障分野で米国と緊密に協力したほか、韓国との関係を改善させたことを外交の功績として言及した。 ウォールストリート・ジャーナル紙は河野太郎デジタル相や茂木敏充幹事長の名前を挙げ「有力視される後継候補で、日米同盟や防衛力増強を含む基本的な政策を根本から変更しそうな人はいない」と指摘した。