本格派のコーヒーが飲める、芯のあるカフェが増加中。（セソコマサユキ）

〈canaan COFFEE〉（石垣島）。

歴史ある街のカフェには、それぞれのカラーがあるものです。今回は「沖縄」の街に縁の深い、編集者のセソコマサユキさんが、今注目のカフェを語ってくれました。 【フォトギャラリーを見る】 「最近、沖縄のコーヒーがますますおいしくなってきています」。 そう話すのは、編集者のセソコマサユキさん。2012年に自身のルーツである沖縄へ移住し、様々な媒体で沖縄の魅力を伝え続けてきた。仕事柄、新しいカフェもよく訪れるセソコさんが最近気づいたのは、自家焙煎の本格的なコーヒーを提供する店が増えてきたこと。 「WCRC（焙煎技術を競う世界大会）で2位をとった〈豆ポレポレ〉の存在があったり、もともといいコーヒーに対する土壌はあったんです。特に最近は、有名店で修業をした若い人たちが続々と自分たちのカフェを開いていて、最先端のコーヒーが気軽に飲めるようになりました。沖縄らしい、昔ながらの建物を生かしたちょっとレトロな雰囲気の店や、カフェという場所を通して地域の人と一緒に何かをやる拠点になっている店。それぞれにとても居心地がいいですね」